さくらの将棋研究室

ただの将棋好きが将棋のことをダラダラと書くブログです。

自作詰将棋の創作過程のきまぐれ解説 第 2 回

本記事は自作詰将棋の創作過程を解説するものです。

解説する詰将棋は既にTwitter@sakura_gogogo)および詰将棋メーカー(@7cv1ax6cr5)で発表したものです。

この記事の著者は詰将棋創作に関して初心者に毛が生えたレベルなので、創作の参考にするというより単なる読み物として読んで頂ければと思います。

 

第 1 回

sakura-gogogo.hatenablog.com

 

さくら作 7手詰

Twitter@sakura_gogogo) 2020年3月17日

詰将棋メーカー(@7cv1ax6cr5) 2020年3月17日

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< 作意手順 >

1. ▲4一飛成

2. △2二玉

3. ▲3四桂

4. △同歩

5. ▲3二金

6. △2三玉

7. ▲4三龍

までの7手詰

 

< 変化手順 >

2手目△2三玉は▲2一龍△2二合▲1四金までの早詰み。

4手目△2三玉は▲1四金までの早詰み。

 

< 創作過程の解説 >

 下図の詰め上がり図を基に作ったものです。

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攻め方の5四歩は5三桂を取られないようにしている役割です。

5三桂を支えられればいいので、5四歩に代えて6四金などでも同じ役割を果たせます。

ただ、創作を開始する局面はなるべく簡素であった方が私は作りやすいので、歩など価値の低い駒で済むときはそれにしています。

創作過程で必要に応じて変更していけばよいと思います。

玉方の3三歩は逃げ道を塞ぐ役割です。

これがないと△3三玉から逃げられて詰め上がりません。

△3三玉の手を消せればいいので、3三歩に代えて3三桂に変更したり、玉方3三桂を攻め方3四歩に変更したりしても同じ役割を果たせます。

しかし、今回は玉方3三歩として局面を簡素化して進めていきます。

 

さて、この図を1手詰めにするところからスタートしました。

いきなり4一に龍を駒台から打つことはできないので、4一に動ける盤上のどこかに移動させる必要があります。

当然3二龍など王手になるような場所ではダメです。

今回は2一飛としてみました。

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これで▲4一飛成までの1手詰の完成です。

この1手詰から手数を延ばすために、まずは詰まない局面を作ります。

今回は4二玉を4三玉とすることにしました。

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これで▲4一飛成と王手をしても△4二歩・△5四玉・△3四玉といった手で詰みません。

今度はこの詰まない局面を詰むようにしていきます。

玉が4三から4二に移動してくれれば、▲4一飛成と詰ますことができます。

これを実現するために、今回は4二に捨て駒をして玉を移動させることにしました。

例えば4二飛と捨て駒をする手はどうでしょう。

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△4二同玉と取ってくれるか考えてみます。

この場合は残念ながら△3四玉や△5四玉と逃げて詰まなくなる手があるので、△4二同玉とは取ってくれません。

△3四玉と△5四玉の手を同時に消す方法があればそれに越したことはありません。

盤上に役割の小さな駒が増えるのはあまり良くありませんから。

この場合は攻め方に3五桂を追加すれば、△3四玉と△5四玉の手を同時に消すことができます。

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これで▲4二飛に△3四玉は▲3四同桂で玉が取れますし、▲4二飛に△5四玉には▲5四同桂でやはり玉が取れるので、▲4二飛には△4二同玉とするしかなくなります。

4二飛を退かして3手詰にしてみます。

盤上から移動させて4二飛とするか、持ち駒から4二飛とさせるかどちらかです。

今回は持ち駒から4二飛とする手を選びました。

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▲4二飛△同玉▲4一飛成と3手で詰ませられそうです。

ここで余詰がないかを確認します。

実は初手▲4二飛に代えて▲4一飛打でも詰んでしまいます。

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初手▲4一飛打に

(1) △5二玉は▲6一飛成△4三玉▲4一龍△4二合▲同龍△同玉▲4一飛成まで

(2) △4二合(例えば△4二歩)は▲同飛成△同玉▲4一飛成まで

(3) △3二玉は▲3一飛左成△4三玉▲4二龍△同玉▲4一飛成まで

といった手順で詰みます。

もし(1)~(3)の手順のうちどれか一つを逃れる順に調整することができれば、初手▲4一飛打からの余詰を消すことができます。

余詰を消すために盤上の駒を別の駒に変更したり、駒を新しく追加したりしていくわけですが、作意手順に干渉しないように注意する必要があります。

例えば、(2)の手順を逃れる順に調整するために、玉方の3三歩を3三銀にしたとします。

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▲4一飛打に△4二合(例えば△4二歩)▲同飛成は△同玉ではなく△同銀と取って詰みを逃れることができます。

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しかし、初手▲4一飛打ではなく作意手順の▲4二飛のときにも△同銀と取られて詰まなくなってしまうので、これでは上手く余詰めを消せていません。

 

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今回は(3)の手順に注目して、手順中の▲3一飛左成のときにこの龍を取れるようにして余詰を消すことにしました。

具体的には玉方に1三角を追加しました。

 

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これで初手▲4一飛打に

(1) △5二玉は▲6一飛成△4三玉▲4一龍△4二合▲同龍△同玉▲4一飛成まで

(2) △4二合(例えば△4二歩)は▲同飛成△同玉▲4一飛成まで

という詰み手順はそのまま残っていますが、

(3) △3二玉は▲3一飛左成△同角で不詰み

といった逃れる順が新たに生じています。

 

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ただ、現状では玉方の1三角は余詰を消すために存在している駒で、作意手順には関わってこない役割の小さな駒です。

例えば紛れに利かせられるなど余詰消し以外の役割を持たせられればいいのですが。

紛れとは解答者を惑わす手順のことです。

つまり、解答者が「この手順で詰みそう…?」と間違った手順が頭の中でチラつくように工夫することです。

役割の小さな駒を如何に減らして作品として美しくしていくかというのは、詰将棋作家の腕が問われるところでしょう。

私は詰将棋作家としてまだまだ未熟なので、こういうのを上手くできないのが歯痒いところです。

 

さぁ、これで3手詰の完成です。

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作意手順は▲4二飛△同玉▲4一飛成で、余詰や駒余りなどのない完全作です。

解いてみてどうでしょうか。

作意手順が簡単に見えてしまって、作品として少し面白くないと感じた人もいるのではないでしょうか。

3手詰がある程度解き慣れている人には物足りないでしょう。

この3手詰には紛れがないからです。

解答者が不正解手順を正解手順のように錯覚するよう工夫を盛り込むのが、詰将棋作家の腕の見せどころでしょう。

これは大変難しい技術で、私は上手く紛れを盛り込める自信がありません。

従って、今回は更に手数を延ばすことで作意手順が見えにくくなるように創作を進めていきました。

結論から言うと、この方針は全く解決策になっていなくて、当然上手くいかなかったわけですが。

 

さて、先程作った3手詰を5手詰にするために、詰まない局面にしていきます。

今回は4三玉を3二玉と移動させることで詰まないようにしました。

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4三に何か駒を捨てて玉を3二から4三へ移動させる手順を検討していきます。

攻め方の4一飛を取られては作意手順が壊れてしまうので、飛車を取られないように王手をする4三角なんてどうでしょうか。

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▲4三角に△4二玉とかわす手もありますが、▲4一飛成または▲4一飛打までで3手で詰みます。

5手詰を作ろうとしているので、3手で詰むこの順は早詰みの変化手順となります。

▲4三角に△4二玉とかわすと早く詰んでしまうので、この場合は△4三同玉と取らざるを得ません。

△4三同玉で先程の3手詰の局面に合流するので、▲4二飛△同玉▲4一飛成と詰ますことができます。

 

これで5手詰ができました。

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再び余詰がないかを確認します。

どうやら偶然にも(?)余詰はないですし、その他詰将棋のルールに反するような手順も生じていないようです。

作意手順は▲4三角△同玉▲4二飛△同玉▲4一飛成です。

さぁ、再び解いてみてどうでしょうか?

2一飛に紐が付いていなくて△2一玉と取られそうなのがすぐに目に付くので、それを防ぐ▲4三角は見えやすいでしょう。

ただ、玉が3二にいることで初手▲4一飛成や▲1四角といった王手が物理的には可能になったので、3手詰のときよりはまだマシな配置でしょうか。

それでも初手▲4三角と3手目▲4二飛はあまりにも分かりやすく感じます。

 

ここで諦めてしまってはいつまで経っても詰将棋作家として成長しません。

今度は上記の5手詰の初期局面を詰まなくして、そこから異なる手順で詰ますという方法で創作を続けました。

上記の5手詰を詰まなくするために、持ち駒の飛車を取り除きました。

大駒が三枚も持っている状況はいくらなんでも重すぎます。

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念のため、飛車を取り除いたこの局面が詰まないことを確認します。

どうやら詰みはなさそうです。

この局面から詰ます手順で「▲3四桂△同歩」と桂馬を捨てる手が入らないかを考えました。

当然△3四同歩として玉方の歩が3三から3四に移動したことが活きる手順でなければ▲3四桂は生じ得ません。

そこで思い付いたのが手順が、▲4一飛成△2二玉▲3四桂△同歩▲3二金△2三玉▲4三龍という7手の順です。

持ち駒に金を追加しました。

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現状この手順はまだ妄想の段階で成立していません。

成立するように配置をいじっていきます。

ここで「そもそもそんな手順思い付かないよ!」という人もいるかもしれません。

普段から様々な詰将棋を解いておくことで、こういった手順が思い付くようになると思います。

詰将棋を解いていると「この手順カッコイイな!」と思う瞬間は誰にでもあると思います。

最初は何でも人の真似から始めて上達していくのではないでしょうか。

と、偉そうに語ってみましたが、それほど間違った考え方ではないと思います。

(丸パクリして自分の作品として発表するのはダメよ。)

 

さて、話を戻します。

最終手▲4三龍までの局面は△1二玉・△2三玉・△1三玉と逃げる手があって、詰め上がりではありません。

まずはこの最終手の局面を詰め上がるようにしていきます。

持ち駒の角が余っていますので、今回は攻め方に2五馬と配置して△2三玉と△1三玉の2つの手を消します。

ここは馬ではなく金や銀などでもよいのですが、元の5手詰で作意手順として存在していた初手▲4三角(この場合は▲4三馬)の手がチラつくようにしておきたい意味がありました。

紛れになるかは分かりませんが、紛れを入れようと努力した結果です。

また、玉方に1二歩を設置して△1二玉の逃げ道を封鎖しておきます。

実戦的な局面を意識するなら、1二歩に代えて1二香としても良さそうです。

しかし、まだ詰み手順を成立させようとしている段階なので、詰め上がり図の作成のところでも述べたように一旦は極力価値の低い駒である歩を使っておきます。

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ここから3手戻します。

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この局面はここから▲3二金△2三玉▲4三龍の予定ですが成立しているでしょうか。

▲3二金には△2三玉と逃げるしかなく▲4三龍までの合利かずの詰みです。

余詰もなさそうです。

更に2手戻します。

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この局面はここから▲3四桂△同歩の予定ですが成立しているでしょうか。

▲3四桂に△2三玉とかわす手が気になります。

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しかし、幸いにも△2三玉には▲1四金までの詰みがあります。

▲4一飛成△2二玉▲3四桂△2三玉▲1四金で5手となって、今想定している7手の順より短いので、これは早詰みの変化手順になります。

さぁ、余詰はあるでしょうか。

実は▲3四桂に代えて▲3二金からの余詰が生じています。

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▲3二金以下、△2三玉▲3三金△同玉▲3四馬△2二玉▲4二龍△3二合▲3三馬△2一玉▲3二龍までです。

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作意手順に影響を与えないように、余詰手順のどれか一手を無力化すれば余詰を消すことができます。

今回は余詰手順の最終手▲3二龍を無力化するように、玉方の1二歩を1二飛に変更しました。

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これで余詰手順の最終手▲3二龍に△同飛と取って詰まなくなります。

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玉方の1二歩を1二飛に変更にしたことで、作意手順に影響を及ぼしておらず、新たな余詰が生じていないかを確認します。

今回は問題なさそうです。

▲3四桂△同歩▲3二金のときに玉方の1二飛で取られないか心配になりそうですが、この場合は玉が2二にいて飛車の利きを遮っているので、作意手順に影響はありません。

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それでは更に2手戻します。

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この局面はここから▲4一飛成△2二玉の予定ですが成立しているでしょうか。

▲4一飛成に△2三玉の順が気になります。

ただ、これは配置をいじるまでもなく、△2三玉に▲2一龍△2二合▲1四金までの早詰み(5手)で変化手順になります。

従って、▲4一飛成には△2二玉とするしかありません。

そして、今回も運良く余詰はなさそうです。

 

最後に不要な駒を除去します。

詰将棋を創作する上でのルールとして、作意手順や変化手順に関係のない不要な駒(飾り駒)は取り除くことになっています。

詰将棋の創作をやり始めて最初にやりがちなのが、「ここに香車があった方が実戦的」「盤上に駒が多い方が解答者は間違いやすいはず」といった考えだけで駒を置くことです。

作意手順や変化手順に関係のない駒を配置することは、作品として本質的な部分ではありません。

古典詰将棋作品を見ると形を整える目的で飾り駒が置かれている場合がありますが、現在では飾り駒がない方がよいという考えが多数派だと思います。

 

さて、不要な駒がないか一つずつ確認していきましょう。

玉方の1二飛は余詰消しや詰め上がりに役立っているので必要な駒です。

玉方の1三角はどうでしょうか。

1三角がないと▲3一金△4二玉▲4一桂成までの3手詰となり、作意より早く詰んでしまいます。

また、作意手順は▲4一飛成△2二玉▲3四桂△同歩▲3二金△2三玉▲4三龍ですが、▲3二金のときに△1三玉と逃げられて不詰になってしまいます。

従って、1三角も必要な駒です。

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玉方の3三歩はどうでしょうか。

3三歩がないと△3三玉の手が可能になってしまい、▲4一飛成△2二玉▲3四桂△3三玉▲4四金△2三玉▲4三龍といった別の詰み手順が生じてしまいます。

作意手順に▲3四桂△同歩という2手が入っているので当然と言えば当然です。

また、余詰も生じてしまうので、3三歩はなくてはなりません。

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攻め方の2一飛・2五馬・4六桂・5三桂、持ち駒の金も作意手順や変化手順に関わってくる駒なので、これらも当然なくてはなりません。

では、攻め方の5四歩はどうでしょうか。

実はこれは不要な駒です。

5三桂が浮いていようが紐が付いていようが、作意手順や変化手順に全く影響ありません。

攻め方の5四歩を除去して、7手詰の完成です。

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最初に作った3手詰や5手詰に比べれば、少しは作品として面白くなったかもしれません。

ただ、攻め方の5四歩が不要駒として取り除かれたので、初手▲4三馬△同玉という5手詰のときに存在していた順は、攻め方の5三桂が浮いているのもあって紛れとしてはそれほど機能しなくなっているでしょうか。

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▲4三馬△同玉には▲5四金という継続手が見えなくもないので、一応紛れらしくはなっているかもしれません(▲5四金には△3二玉で不詰み)。

また、作意手順の初手▲4一飛成は、取られそうな飛車を逃がしながら王手する手で、比較的見えやすいため私としては不満です。

攻め方の2一の飛車を1一・5一・6一など別の場所に配置を変更するのは一案ですが、単純に配置を変更しただけでは余詰が生じてしまいます。

改案としては攻め方の2一飛を6一飛に変更し、余詰を消すために玉方に5四歩を追加することですが、これで本当に良くなったかというと若干怪しい気がします。

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玉方に5四歩がないと、初手▲4一飛成に代えて▲1四馬からの余詰が生じてしまいます。

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▲1四馬以下、

(1) △2三合(例えば△2三歩)は▲4一飛成△2二玉▲3二金(または▲2一金)まで

(2) △4二玉は▲4一馬△4三玉▲5四金まで

(3) △4三玉は▲5四金△4二玉▲4一飛成(または▲4一馬)まで

といった手順です。

玉方に5四歩と設置したのは(2)(3)の手順中にある▲5四金を歩で埋めて打てなくしたものです。

同じ意味で玉方5四歩ではなく攻め方5四歩でも良さそうですが、初手▲4三金からの余詰が新たに生じてしまいます。

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▲4三金以下、

(1) △2二玉は▲3三金△同玉▲3四馬△3二玉▲3三歩△2二玉▲6二飛成△3一玉▲5一龍△2二玉▲4二龍△1一玉▲1二馬(または▲1二龍)まで

(2) △2三玉は▲2一飛成△2二角▲3三金△1三玉▲2三金△同玉▲3四馬△1四玉▲1二龍△1三合▲1五歩△同玉▲1六飛まで

といった手順です。

攻め方5四歩でなく玉方5四歩であれば、5三桂に紐が付いていないので、(2)の手順においては▲3四馬に△4二玉とかわせば▲4一飛成が詰みにならず逃れられます。

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また、(3)の手順においても▲3三金に△同玉と応じて▲3四馬に△4二玉と逃げて、やはり5三桂に紐が付いていないことで逃れることができます。

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ただ、攻め方の2一飛を6一飛に変更し、余詰消しとして玉方に5四歩を追加する案は、初手▲4三馬からの紛れの存在感が薄くなってしまった気がします。

▲4三馬△同玉に▲5四金が打てなくなったからです。

それに追加した5四歩が余詰消しの役割しか果たしてないのも私には不満です。

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まぁ、今度は新たに▲1四馬△2三合▲4一飛成△2二玉▲3二金(または▲2一金)という紛れが見えなくもないので、これはこれで悪くないかもしれません(▲1四馬には△4三玉や△4二玉で不詰み)。

この配置にすると初手▲4二金という手も人によってチラつくかもしれませんが、△同玉△4一飛成は△5三玉と紐の付いてない桂馬を取って詰みません。

悩んだ結果、最終的にこの改案の方を採用しました。

 

作意手順は▲4一飛成△2二玉▲3四桂△同歩▲3二金△2三玉▲4三龍までの7手詰です。

2手目△2三玉は▲2一龍△2二合▲1四金までの早詰み。

4手目△2三玉は▲1四金までの早詰み。

 

 

解説は以上になります。

気になる点を挙げればキリがありませんが、今の私の実力を鑑みれば上手くできた方かなと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。