さくらの将棋研究室

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高野五段-星野四段戦で「角換わり△3三金型早繰り銀」が登場

2020年6月16日の第33期竜王戦6組ランキング戦・高野智史五段-星野良生四段の対局で角換わり△3三金型早繰り銀が登場しました。

 

まずは角換わり△3三金型早繰り銀について簡単に説明していきます。

下図は角換わりになるかどうかの分岐点で、よくあるのがここで△7七角成と後手から角交換をする手です。

しかし、角換わり△3三金型早繰り銀ではここで△3三角と上がります。

 先手から▲3三同角成と角交換をしてくれば、後手は△同金と対応します。

更に▲7七銀△6二銀▲4八銀△7四歩▲7八金△7三銀▲3六歩△6四銀と進みます。

後手は△3三金と早繰り銀を組み合わせているのが工夫です。

プロの公式戦では、2013年の第3期加古川青流戦・増田康宏三段-千田翔太四段戦で類似形が指されているようです。

shogidb2.com

プロでの実戦例は少ないですが、ネット将棋では数年前から時々見かけるようになった戦法で、優秀な後手番戦法であることが一部の人には知られていました。

※ 下記ツイートは将棋俱楽部24で2015年に指されたもので、後手は将棋ソフトponanza。

(ちなみに私がこの戦法を知ったのが2017年頃だが、その頃はもっとマイナーな戦法だった。)

また、将棋ソフトがそれなりに好む形でもあり、floodgateでも時々見られます。

というより、将棋ソフトが指し始めたことで注目された戦法のような印象があります。

shogidb2.com

ただ、実際のところ誰が最初に指し始めた戦法なのかは分かりません。

(千田先生が初めて…?)

 

西村駿さん(@shun24nishimura)がこの戦法の優秀性について記事にまとめられていますので、興味のある方はそちらを見られては如何でしょうか。

west-shogi.com

 

この戦法がまたプロの公式戦で登場したら面白いですねー。